2008年6月5日木曜日

大人の休日


吉永小百合さんのコマーシャルではないけれど、大人には休日が必要なのよ。

常日頃、いろんな浮世のしがらみに気を使い、あれこればたばたしているけれど、時にはお休みも必要。

ということで、今回の旅行の第一目的である「どっぷり源氏」に浸った後は、大人のための休日ということで、「琵琶湖でうなぎ」といきました。

琵琶湖っていろんな魚が取れるんですって。たしかに釣りをしている人も見かけたわ。

うなぎをご馳走してくれる「余花朗」(よかろう)は、もともとは「浪の音」という酒蔵なんだそうで、かつては俳人の高浜虚子も逗留したというお店だそうです。
お店は昭和7年に建てられたそうで、もう80年ということね。
昔ながらの日本家屋で、風情がありました。

冬の間はお酒造りに精を出すのだそうですけど、夏の6月~9月までの間だけは料理屋さんに変身するのだそうです。
季節限定の上に、お客様も一日に20組しか取らないのだとか。

それだけ心づくしのおもてなしをしていただけるというわけ。

蔵元だから、料理にはおいしいお酒を出してくれるのです。


大吟醸のおいしさは文章では書けなくて残念ですけど。

最初に出たお料理は
 ・鮎の背越し
 ・イチジクの揚げ出し
 ・茶碗蒸し
という組み合わせでした。


鮎の背越しというのは、小さな鮎を丸ごと、ぶつぶつと切ったものらしいの。
鮎といえば塩焼きしか思い浮かばないのだけれど、こりこりしていてとてもおいしかったわ。

それとイチジクの揚げ出しも初めて。イチジクは出し汁と似合うのだなと発見しました。

それからメインのうなぎ。

このうなぎ、外はパリッとしているのに、中身はジューシー。
それに山椒の香りが素晴らしかったわ。
赤出汁もおいしくて言うことなし。


うなぎはこれで終わりと思ったら大間違いよ。

何とその後に、うなぎのお茶漬けが出てきたのです。
わさびを乗せて、いただきます。
奈良漬もおいしかったな。


そしてデザートは竹の筒に入ったアイスクリームにミニクレープとコーヒー。


ここのお酒のおいしさにうっとりとしたので、自宅までお酒を届けてくれるサービスを注文してきました。
届けられるのは今年の秋と冬の2回だそうです。
今から楽しみにして待っていましょう。

またこちらでは料理をいただくときにジャズが流れています。

なんでも蔵元の親戚の方がジャズミュージシャンだそうで、その人とのコラボもあるんですって。

琵琶湖を目の前にしていただくお料理は最高でした。


手入れの行き届いた松のあるお庭も素敵。

これこそ「大人の休日」でした。

琵琶湖モード 燗酒劇場のサイトは こちら
2008年9月7日 大津プリンスホテル ジャズとお酒


参考ブログ:
 http://ahiru-ie.way-nifty.com/s2/2006/06/post_37f4.html

 http://wed.seesaa.net/article/6321679.html

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ゴクリ!
夕食前にこの写真を眺めてはいけませんね(笑)
遠くまでお疲れさまでした。気に入っていただけましたでしょうか。

おおしまとしこ さんのコメント...

はーい、気に入りましたよ~。
それにしてもあのうなぎ、おいしかったですね~。もうスーパーのうなぎなんか食べられないわ。
今度は東京をご案内したいですね。

匿名 さんのコメント...

眺めといい最高な大人の休日でしたね。
私も子供と京都と滋賀に行ったときは大津プリンスに2泊しました。
おいしいお酒とお料理。最高ですね。
としちゃんも結構いけるのですね。
そういえば一緒に飲みに行ったことないですね。
東京では小満津というお店(和田3丁目・・確か蚕糸試験場近く)の白焼きがすごくおいしかったです。でも全然飾り気のないというか風情のないお店なの。週刊朝日の中で昔小沢昭一氏が紹介していました。後で知ったのですが、谷崎潤一郎のお気に入りの店を場所を変えて引き継いでいるみたい・・
私も急にうなぎが食べたくなった(笑)

おおしまとしこ さんのコメント...

カンカンもお嬢さんとけっこうあちこち旅行をしているのね。いいなぁ。
蚕糸試験場、懐かしいところですね。
白焼きをわさびでいただくと、すごくおいしいですよね。
私は当分、うなぎはいいわ。あんなにおいしいのをいただいたから、お預けです。

今日、山手線に乗ったとき、カンカンのおうちのあたりを通りましたよ。緑が多くて、電車の窓からもお花が見えて、素敵なところですね。