2011年6月24日金曜日

名古屋日帰り旅 5

さてさて名古屋市内を走るミニ観光バス「メーグル」はなんと金色のバスなのです。

それって金の鯱鉾カラーなのでしょうね。


1回の乗車賃は200円ですが、500円を払うと何回乗り降りしても自由だそうで、この次はそのパスを利用しようと思いました。

徳川美術館の次の停車場「文化のみち二葉館」という所で降りました。


あまり期待していなかったのですが、外観からしてすごくロマンティックな建物でした。

レンガ造りですね。


正面から。


ここは「日本の女優第1号」と言われた川上貞奴と「電力王」と呼ばれた福沢桃介が暮らした大正時代のおうちです。


外から見たステンドグラス。


内側からみたステンドグラス。


応接間。


ブルーのステンドグラスが素敵です。


ランプ。


らせん階段。


貞奴のことはなんとなく聞いたことはありましたが、かつて芸妓さんだったのが川上音二郎と結婚して海外に出て、日本舞踊を踊ったのが人気になり、なんとあのピカソまでが彼女に魅せられてデッサンまでしたそうです。

どちらかというとバタ臭い顔立ちですね。
貞奴さんは明治4年生まれ。

明治33年のパリ万博で「マダム貞奴」として一躍有名になったそうです。

貞奴が着ていた衣装。


その彼女が夫が亡くなった後、初恋の人ともいうべき福沢桃介と一緒になるのですが、この人はあの福沢諭吉の娘婿なんだそうです。

今の中部電力や名鉄を作り上げた人でもあり、お金持ちだったんでしょうね。

このおうちは和洋折衷なのですが、ステンドグラスが美しくて、華やかでした。

この辺りには美術館などもあり、文化の香りがするところでした。

こういうところは普通は撮影禁止なのですけれど、自由に写させていただいて嬉しかったですね。

貞奴のことは杉本苑子さんが小説に書いているようです。
またNHKの大河ドラマでも松坂慶子が主演で放送されたそうです。
きれいだったでしょうね。


「文化の道」はまたお散歩に行きたいところでした。

6 件のコメント:

マサ さんのコメント...

としちゃん、日帰りにしては、盛りだくさんの旅ですこと。
川上貞奴って、名古屋に住んでいたんですか。どちらかというと濃くて、現代風のお顔ですね。ちょっと意外。
外見だけでなく、内面的にも魅力的な女性だったんでしょね。ちょっと興味が出てきました。

さと さんのコメント...

京都からだと名古屋は近いんだけど私は滅多に遊びでは行かないのよねぇ。
信州に行くときの乗り換え駅でしかなかったけれどとしちゃんの情報で認識を新たにしました(笑)
素敵な建物やステンドグラスなど魅力的ね。
しかもとしちゃんは毎回着物選びが上手になってきて目が肥えてきたのね!
さすがによく着てるし、本もたくさん読んで勉強の深さが違うものね♪

素晴らしいです~

おおしまとしこ さんのコメント...

貞奴さんはもともとは日本橋の生まれで芸妓やさんに養女になってお座敷に上がっていたそうです。伊藤博文などもいいお客さんだったとか。才色兼備の女性だったんでしょうね。
このお屋敷は和洋折衷で畳のお部屋もありましたよ。

おおしまとしこ さんのコメント...

さとさん、ほんとね、名古屋と京都なら近いですよね。結構楽しいところだから、機会があれば下車してみてくださいな。
ステンドグラスはブルーがとてもきれいだったわ。さとさんの好きそうなランプもあったし、ここはいいところでした。
来年、お仕事で名古屋に行けるかもしれないので、楽しみです。

史子 さんのコメント...

また強烈に後ろにごめんなさい~

外観は森の中のおうちみたいで
メルヘンチックなのに
中はゴージャス.....

溜息が出ます。

アールヌーボーの、リアルタイムのデザインなのかしら?
正妻になった芸妓さんって
よほどすてきな方だったんでしょうね。

このお屋敷の中を、歩く姿を見てみたかったな~

おおしまとしこ さんのコメント...

史子さん、このおうち、素敵でしょう。
普通の道路の際に建っているんですよ。
こういうおうちをちゃんと保存している名古屋市に感謝しないといけませんよね。
芸妓さんの中でも「奴」と付く名前は、超一流の人でないとだめなんですって。ピカソの描いたデッサンもあるのには驚きましたよ。日本女性もやるもんだなーと思ったわ。