2012年2月18日土曜日

染めちゃいました

先日、銀座のあるお店で、安い帯揚げを売っていました。

無地の赤っぽい帯揚げが欲しかったので、ポリエステルでしたが、いちおう縮緬風。
それであまり色も確かめずに買ってきたのですが、うちに帰ってよく見たら、こんな派手な色でした。


「唐紅」というような色でした。
さすがにこれじゃ使いみちもないなと思って、しばらくそのままにしておきましたが、決心をして染めてみることにしました。

ネットで調べると、ポリエステルというのはうまく染まらないと書いてありましたが、だめもとでポリエステル専用の染料というのを買ってきました。


何色にしようか考えたのですが、とりあえずボルドー色というか、えんじ色になればいいやと思いました。

こちらが染料です。


この染料をよく振って、お鍋に入れて熱するのですが、染料がついてしまってもいいようなお鍋がなかったので、ホーローの密封容器を使いました。ここに染料と水とお酢を入れて、90℃に熱して30分かき混ぜるのです。

まだ70度です。


この中に、帯揚げをどぼんと入れてかき混ぜながら加熱します。温度が下がらないように、温度計を見ながらしました。


割といい色になりましたね。


でもお箸も真っ赤になってしまいました。

そしてそのあとは、色止めといって、下の写真の袋の中に入っている色止め用の材料を水に加え、また10分くらい煮立てます。


そして水で洗って、こんどは普通の洗剤で洗います。


出来上がった時は、ぶどう色のような色になり、満足しました。

そして干します。

そしてアイロンをかけたのですが、乾いたらこんな赤になってしまいました。
(実物は写真よりは茶色い感じですが)


染める前よりは落ち着いた色になりましたが、染料が750円、そしてガス代や水道代や労力を加えたら、やはり安物をあわてて買うのは駄目だと分かりましたね。
それに台所のあちこちが赤くなってしまい、がっくりきました。

染めるという作業は、いかに大変かが分かりました。

2 件のコメント:

マサ さんのコメント...

おぉ、染色とは、としちゃん、チャレンジャーですね。難しそうだもの。
帯揚げは着物姿全体に占める割合も少ないし、少しくらい派手でもいいアクセントになるのではないのかしら。
素人考えでは紺系統の着物に合いそうだけど??

おおしまとしこ さんのコメント...

マサさん、染色ってあちこちに色が染まってしまうし、出来上がりは予想通りにいかないこともあるし、生半可にはできないと思いましたね。最初からちゃんと色を選んで買うのが一番です。
でも白い色を染めるのなら、思い通りの色に染められるそうですよ。
藍色の着物のアクセントにするのはいいかもしれないわね。今度使ってみるわ。