2013年6月11日火曜日

着物好きの集まるところ

先日、着物仲間のUさんと世田谷美術館に行った▼後、東急田園都市線の用賀駅まで歩くことにしました。
用賀は小さなお店が並んでいて、住みよさそうな町でした。

Uさんは「ギャラリーゆうというところで着物のイベントをしているので行ってみたい」という希望でした。
私は以前、ランチをいただきに行ったことがある▼ので、一緒に行ってみることにしました。「ゆう」のある高津駅は用賀駅からはすぐ近くなのです。

こちらが「ギャラリーゆう」の入口です。


その日は「ゆうの着物展2」▼というイベントが開かれていて、梅まりさん、FUNNY COCOさん、ろっこさんのお店が出ていて、また着物ヘアアップ教室も行われていました。


梅まりさんの個性的な下駄や草履の後ろに、こちらのギャラリーのオーナー作の陶器も見えますね。


ろっこさんのコーナーでは、韓国のパッチワークであるポシャギを使った帯や、海外のファブリックを使った帯などがありました。国際的ですね。


ちょうどヘア教室が終わったところで、きれいなアップスタイルになった方に写真を撮らせていただきました。簪が素敵でした。


私は、この日は「見るだけ」と決めていたのですが、素敵なモノを見るとやはり心が動きますね。

そしてお名前だけは良く存じ上げていた着物スタイリストの山崎佳子さんがいらっしゃり、あれこれと着物や帯の組み合わせや、小物の使い方をレクチャーしていただくことになりました。

「これとこれを合わせるといいでしょ」とか「こういう結び方もあるのよ」と教えていただきました。
そして兵児帯は若い人のものだという思い込みがあったのですが、意外と使い道が広いことも分かり、白っぽい兵児帯と、三分紐を買ってしまうことになりました。

こちらが購入したものと同じ、青と紫の両面が使える三分紐。
チョウチョ結びが可愛い!


こちらの兵児帯はかなり年季の入ったものだそうですが、張りがあり、とてもいい色でした。
私はこれと同じタイプの白っぽい立涌模様の帯にしました。
結び方を忘れないように、写真を撮らせていただきました。


Uさんは、ヤモリの帯留めと、三分紐、それに梅まりさんのお店で左右の色を違えた染めの半襟をお買い上げでしたね。

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着物を着るようになって3年ほど経ちましたが、私には懇意にしている呉服屋さんもありませんし、行きつけのデパートの呉服売り場もありません。

呉服屋さんで行われるイベントにもちょっと参加したことがありますが、その目的が見え見えで、いかに着物を買わせようかという下心が分かるので、気軽に参加することができません。

そういう私が頼りにするのは、趣味で着物を着ている人のブログやfacebook、MIXIなどのソーシャルネットワークです。
そしてそれらの情報を元に、各地で開かれている着物のイベントに参加してみると、ネット上でしか知らなかった着物関係のお店の人や、着物好きの人と直接お会いして、お話を聞くことができます。
ショップの方たちはみなさんそれぞれに個性的で、本当に着物が好きなんだろうなと思うような方ばかりです。そして実際に生活の中で着物を着て楽しんでいることが伝わってきます。


私のような年になると、着物を着るような人はあまりネットを利用することがないのか、イベントでは自分よりも年下の人ばかりです。でも若い人の意見を参考にしたり、アイディアをいただきながら、着物生活を楽しんでいます。

今回のイベントでも、私が名古屋で買ったちょっと変わった若向けの帯揚げをしていたことがきっかけとなって、いろいろとアドバイスをしていただくことになりました。

高津にある「ギャラリーゆう」はそのようなおばさんにも敷居が低くて、とても足を運びやすい雰囲気のところです。

また昔の日本家屋を知らないような若い世代の人たちにとっても、興味が湧く場所なのでしょうね。

このように着物好きが集まれる場があるのは、本当に嬉しいことですね。

ゆったりと心地よい「もてなし」の真髄が伝わってくるところです。





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