2013年10月19日土曜日

着物のパーソナルデザイン診断

今回で3回目になりますが、また着物のパーソナルデザイン診断を受けに、田園調布まで行ってきました。


会場は「ちきりや」さんという悉皆屋さんです。


お店のショーウィンドウには、素敵なバッグや紅型の和小物がきれいに飾られていました。


看板犬の「なごみ姫」が玄関にお出迎えしてくれました。
右に見える青いバッグは裂布のバッグ。こちらの女将さんのお手製だそうです。


さて畳のお部屋には、きれいな色とりどりの布(ドレープ)がずらりと並べられています。


今回は4名のパーソナル診断がありました。
先生は前回と同じS先生▼です。

ひとりずつ診断をしていただき、どんな布の着物がよいか、どんな柄の着物がよいか、着付けはどんなふうにしたらよいかをアドバイスしていただくお教室です。

まずは身体の診断から。

先生にそれぞれの背幅、裄の長さ、手首周り、襟足の長さ、足の幅、座高などを計ってもらいます。また骨の付き方や、肉づきなども調べていただきました。

こちらの方はすべてが標準サイズで、何を着てもOKという羨ましい方でした。


洋服で参加された方。首の長さを計っているところですね。


こちらは襟足の形を調べているところ。女襟足、男襟足があり、それにより髪の毛をアップするときの方法も違えるとよいそうです。
なごみちゃんもしっかりとママの姿を眺めています。


ちなみに私は肩幅がすごく狭く、裄もものすごく短くて、下半身デブ型でした。
それは測る前から分かっていたのですが、やはり他の方と比べると、歴然とした違いがありました。
それでもなで肩なので、どんな布の着物(絹でも木綿でも麻でも)でもOKと言われて、安心しました。

第二段階は、着物の柄の大きさ、小ささや種類を判断してもらいます。

こちらの方は大きな水玉よりも、小さな水玉のほうがずっとお似合いでした。


私も大きな柄よりも、小さな柄のほうが良いそうです。


そして そしていろいろなドレープを次々に当てて行きます。
こんなにたくさんの種類の布を当ててみるなんてことは、めったにないので良いチャンスです。

同じ色合いの模様でも、その大きさによって、似合ったり似合わなかったりがあるのですね。
また同じ種類の模様でも、はっきりした模様と、ぼわっとした模様によって、似合うことと似合わないことがあるのです。
面白いものでした。

こちらはちきりやさんにあった柄見本で、どんな縞模様が良いかを見ているところです。この方は、きりりとしたはっきりとした線の縞模様がお似合いでした。とくに歌舞伎の幕のような色あいは本当にお似合いでした。


こちらは同じ紬でも、つるつるとした大島紬タイプが似合うか、あるいはざらざらとした久留米絣のようなタイプが似合うかを調べているところです。


ほんとうに人それぞれの違いがあって面白かったですね!
自分には似合わなくても、他の方にはドンピシャに似合うことがあり、驚きでした。

たくさん比べてみると、その人の似合うものの傾向が表れてきます。
自分では気づかないことでも、先生からアドバイスされるとなるほどと納得がいきました。
また着付けの方法も参考になりました。

こちらは私が似合うと判断されたもの。
中くらいの大きさの柄で、地の色が出ているものが良いそうです。
色は明るめの色が似合うとのことでした。


この日は、わざと濃いめの色の着物を着て行きましたが、やはり顔がくすんで見えますね。
縞を着るのなら、明るい色の細めの縞なら良いと言われたので、これからはそういうのを探してみようと思いました。


この日の先生の装いは、優しい色合いのピンクと茶色のような縞のお着物でした。
ご自身は「ベストカラーは青味の色。2色以上の色があると、似合わない」タイプなんだそうです。
凛としていて、知的な着物がお似合いですね。

なごやかな雰囲気の中で楽しく学ぶことができました。
これからの着物生活に大いに参考になったお教室でした。




2 件のコメント:

マサ さんのコメント...

ほ~、その人に合う着物の柄とか色とか着こなしとかは、なにを元に判断するんでしょうか。
体型とか、顔立ちとか、雰囲気でしょうか。
確かに、自分の好きな色やスタイルと、似合うものは別だったりしますよね。自分で選ぶとどうしても独りよがりになりがちだから、客観的に判断してもらうことが大切かもしれませんね。
私も気に入りの服を着ていると、娘から「それ、ヘン」って言われることがあって、凹みます(苦笑)

おおしまとしこ さんのコメント...

やはり体形(骨格)とかお顔の雰囲気で判断するのだと思いますが、着物は洋服と違ってデザインがみな同じなので、色や柄がとても重要になっていますね。
私も洋服の時はほとんど黒かベージュかグレイのものしか着ませんが、着物は洋服だったら絶対に着ないような色や模様のものが着られるので、楽しいですね。

娘というのは辛辣なものですね。
うちの娘もよく「ババくさい」と言ってましたよ。