2013年11月13日水曜日

秋の京都 4 ~平安神宮界隈~

京都旅行のあれこれを、おもむくままに綴っていますが、今回のテーマは平安神宮界隈です。

平安神宮といえば、修学旅行では必ず立ち寄るところですね。
玉砂利の庭が広くて、生徒たちを集めるのに都合が良いからでしょうか。
大鳥居です。

この神宮は、桓武天皇を祀っているそうですが、建物の歴史はそれほど古くはなく、平安遷都1100年を記念して明治28年に建てられたのだそうです。
当時の京都は、明治維新によって首都が東京へ移ってしまい、人々の心が沈んでいたらしいのです。
それを京都復興という思いで、数々の復興事業が展開し、その一つとして平安神宮が創建されたということです。もっと古くからの建物だと思い込んでいました。


平安神宮の周辺には美術館も多いので、早朝から出かけました。

美術館の開館前に、平安神宮であるものを拝見することにしました。

そのあるものとは、たまたまFBでMさんとおっしゃる京都の方と知り合いになり、その方の息子さんが平安神宮会館に寄進されたという工芸品です。

平安神宮会館▼というのは、神社の右側にある建物で、結婚式を執り行うところです。

私が訪れた時間帯には、まだ来訪者もいなくて閑散としていて、中に入るにはちょっと躊躇しました。
それでも人生経験だけは豊富なので、「結婚式ご相談窓口」というところに行き、
「このたびこちらに寄進された○○さんの作品を拝見したいのですが」と図々しくお願いをしました。
この会館は本来は結婚式の参列者が利用するところなので、一般公開はしていないのだそうですが、着物姿の私を見て、「この人なら見せてもよいか」と判断されたのでしょうか、丁寧に結婚式の会場のほうまで案内してくれました。

その作品は紅白の鳳凰のつがいでした。
よくあるようないかめしい鳳凰ではなく、おめでたい席にぴったりの柔らかいカーブのものでした。2羽が顔を見つめあうように向かい合って立っていました。
結婚式に訪れた人たちはこの作品をご覧になって、きっと結婚したカップルが末永く幸せになることを祈られるのだろうと思います。

ということで平安神宮会館の中を拝見させていただきましたが、お庭が素晴らしかったので1枚写真を写しました。結婚式に参列しないと眺められないところでしょう。


かなり図々しいおばさんだと思われたかもしれませんが、この頃は結婚式ともご縁がないので、良い体験をさせていただきました。

早朝から素敵な作品を拝見することができ、FBの意外な発展にも感謝しています。

こうして平安神宮会館を後にしました。

こちらは近くにある京都府立図書館▼
明治に建てられたそうですが、素敵な建物でした。
京都は素敵な建築物が多く残っているので、いいですね。


この後は、京都国立近代美術館▼に行きました。このあたりは美術館や公園などがあり、ゆったりとしたお散歩道です。


近代美術館の2階から眺めた大鳥居の姿です。
お向かいは市立美術館ですね。



私の好きな細見美術館もこの近くにあります。
2回ほど来ていますが、今回は観賞はパスしました。


またいつか、琳派の作品を見に行きたい美術館です。

岡崎公園の紅葉も少し始まっていました。
















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