2014年1月15日水曜日

わーい、できた紅型半襟

先日、紅型教室に参加してきました。
ずっと前から行きたいと思っていたのですが、なかなか日程が合わずにいました。今回、たまたま申し込んだら参加OKでしたので、うきうき気分で出かけました。

会場は高津にある古民家を改造した「ギャラリーゆう」▼


先生は与論島出身で沖縄で修業をされた紅若菜▼さん。
まだとてもお若いのですが、実力も人気もある方です。
帯も半襟も巾着も、自作の紅型を愛用していらっしゃいます。


今回用意していただいた紅型は、ブーゲンビリアの花や猫の模様など、半襟数点。


とてもカラフルで南国らしいですね。


それらの中から、気に入った柄を選びます。

参加者は5名いましたが、中学生のお嬢さんを始め、お若い方は花柄やリボン模様などを選んでいました。

私はさすがにそういう柄は無理なので、「あられ尽くし」という抽象柄を選びました。
でも見本の色がちょいと派手すぎたので、色は別の柄の組合せにしようと思いました。
こちらはまだ色を塗っていないところです。


まずは先生が紅型の技法を説明してくださいました。

このような黒い紙にデザインした図案を切り抜きます。


次に下に布地を置いて、糊(お米などで作ったものに色を付けたもの)を、型紙の上に塗ります。


こちらが糊を塗ったところ。
つまり糊防染になるわけですね。


このような状態まで先生に用意していただき、私たちは色を塗るという作業から始めました。
きっとここまでの準備が大変なのでしょうね。

こちらが顔料。薄い色から塗るとよいそうです。


筆を叩くようにして塗りこんでいきます。

こちらの方は2回目の体験だそうで、さすがに手際よく作業されていらっしゃいました。


私の布。
黄色、水色、桔梗色まで塗ったところです。


簡単そうに見えるのですが、お手本の柄の色と違うので、色の配置を考つつ塗ったので、結構時間がかかりました。

みんな無口で格闘していましたね。

これを2回、塗りました。

次には隈取りといって、濃い色をぼかすようにします。
このときは筆を2本使って、まず筆で色を塗って、別の筆で叩くようにしみこませます。


隈の色は伝統的に決まっているそうで、下の色が黄色の場合、水色の場合など、組み合わせる色はそのルールに基づいて選ぶようにします。

ようやく出来上がったところ。
ぼんやりしていますが、これから糊を落とすときれいになるはずです。
ここまで2時間くらいかかったかしら?


ほっとして、若菜先生と記念撮影。
後は自宅作業になります。


若菜先生はとても教え方がお上手で優しいので、私のような不器用人間でもなんとかついていくことができました。

教材もすべて用意していただき、丁寧に教えていただき、どうもありがとうございました。

お昼ごはんも食べずに頑張ったので、お腹がすいてきました。
終わった後はお隣のパンケーキ屋さん「恋するパンケーキカフェ CRESUN MODE」▼へ。
チョコレートのかかったパンケーキをいただきました。


一日置いて、アイロンをかけて、水で糊を取り去りました。
きれいな紅型ができました!


「大人の半襟」という感じがするでしょ?
ぼかし具合もちょうど良い加減ですね。(と、ひとりで満足しています。)

私の好みにぴったりです。


デニムの着物に合わせようと思っています。
着用したところは、またのときに。

若菜先生、ほんとうにありがとうございました。



12 件のコメント:

ずんこ さんのコメント...

この模様と色合い、とっても素敵ですね。
淡い色と落ち着いたグレーがなんとも優しい感じで好きです。
ご自分のお気に入りの半襟ができて良かったですね。
着たお姿もぜひ見せてくださいね。

おおしまとしこ さんのコメント...

ずんこさん、気に入っていただけましたか?
ありがとうございます。
作業の途中は、いったいどんなふうにできあがるのだろうか、とちょっと心配になりましたが、糊を落としたらきれいな柄が浮かび上がってきたので、嬉しかったですよ。
なんでも体験してみると面白さが分かりますね。

カンカン さんのコメント...

先生の帯がすてきですね。
最近TVで若い人に着物が人気で
原宿にもお店が増えたといっていました。
若い人が洋服感覚で取り入れてしまうのは
いいですね。

マサ さんのコメント...

半襟、やさしい色合いでほんとに素敵。ぼかし具合が芸術的です。着物に合わせたところが見たいわ。
それにしても、先生、お若いですね。少女みたい。

おおしまとしこ さんのコメント...

カンカンの着物デビューはいつかしら?
最近、どこを歩いていても着物ですれ違う人が多いわね。
冬は暖かいからいいわよ。

おおしまとしこ さんのコメント...

マサさん、ぼかしの色は組合せが決まっているんですよ。ぼかしを入れると、沖縄風になりますね。
先生は娘と同じくらいの若い方なんですけれど、いろんなことにチャレンジされていますよ。ご主人の着物もカッコいいのよ。

さと さんのコメント...

こういう半襟おしゃれの仕方もあるんだなぁと感心しています。
とてもすてき!グレーがいい雰囲気を作ってるわね。
私も欲しいなぁ〜

おおしまとしこ さんのコメント...

さとさん、素敵でしょ。若菜さんのデザイン力と色遣いがいいですよね。
オンラインショップでも扱っていますが、今のところ全部売り切れだわ。
http://lupopo.ocnk.net/product-list/23
沖縄でも売っているようですよ。

kimono熱 さんのコメント...

ステキですね~私もこんな半衿ほしいです!!としちゃんはいろんなイベントご存じですね♪どこかでご一緒したいです~
としちゃんのブログ、iphoneからコメントできないのですが、私がやり方を知らないからかしら?

おおしまとしこ さんのコメント...

kimono熱さん、こんにちは。
これ、いいでしょう? なーんて私が作ったようですが、私はただ色を塗っただけなんですよ。その前のいろいろな準備は全部、若菜先生にしていただいたのです。
ギャラリーゆうではいろいろなイベントが毎月開かれているので、ご一緒しましょう。
2月11日にはアロマ教室というのもあるようです。
私のスマホはバタフライというAUのなのですが、そこからはコメントできます。ただしあまり使っていないのですが。iphoneからでもコメントできると思いますが、よく分からなくてごめんなさい。

カンカン さんのコメント...

今は最後の忙しさの中にいるので
4月以降に小物をそろえて着物を着始めよう
かと思っています。としちゃんに頂いた
浴衣からね。
母の着物を着てお茶のお稽古に行けるように
なりたいわ。
私の着物デビューはお見合い用の写真で
そのあと卒業式、としちゃんの結婚式でしたよ。
以降は初釜や、お茶会で。
普段着用の着物も着ないままなので家でも
着る練習ができるかも。江戸小紋はピンクだったので
もう着れないわね。Sも着そうにないし・・

おおしまとしこ さんのコメント...

カンカン、今は引き継ぎなどで忙しいころでしょう。春に本格的に着物デビューするのね。季節的によいころだと思いますよ。
ピンクの江戸小紋も黒い帯などをしめたら、けっこういけるかもよ。大人のピンクも素敵です。
お茶会用の着物とは別に、普段着物もたくさん着て下さいね。