2014年12月21日日曜日

青山から表参道へ 1 ~伝統工芸青山スクエア~

先日、青山から表参道にかけてお散歩をしてきました。

まずは青山にある「全国伝統的工芸品センター」▼のご紹介です。
ここは、日本各地の伝統の技で作られた工芸品を展示してあるところです。
以前は池袋駅のすぐ隣にあったので、よく出かけていました。

ちょっと前に青山に移ってからは、行く機会がなかったのですが、ちょうど「全国伝統的工芸品公募展入選作品展」▼というのが始まったので、行ってみました。


こちらのような素敵なガラスが入り口にありました。
よく見ると、伊勢型紙がデザインされています。


中に入ると、同じガラスが衝立のようになっていました。
カラフルでとてもすてきでした。
伝統の型紙のデザインが、イキイキとして見えました。


正面には受賞された作品が飾られています。


こちらも受賞作品。
着物は、若い女性の作品だったと思います。


ここでは各地の工芸品の展示と販売が行われています。

安いものでは200円くらいの和紙からありますが、中には数百万円のものもありました。

こちらの輪島塗もけっこう高い品だと思いますが、それでも市販のものに比べたらかなりお安いと思います。
写真だと箸置き程度に見えますが、とても大きくて(1メートルくらい?)、何に使うのか分かりませんが、鮮やかなものでした。


こちらは日本各地の反物の見本コーナーです。

いろいろな織物が比較できるように展示されています。
それほど広い場所ではありませんが、美術館の展示品とも違い、また呉服屋さんの商品でもないので、ゆっくりと眺めることができます。

撮影OKというのがいいですね。


2階に行くと、公募展コーナーがありました。


面白いのは、製作者の氏名、年齢、そして経験年数が描かれていることです。

私が驚いたのは、こちらの写真の左にある反物です。
(右の緑のぼかしは、結城紬)
とてもカラフルで可愛らしい模様だったのですが、作者の男性はなんと90歳、経験70年ということでした。
おじいさんの作品とは思えないほど、若々しかったです。


モノトーンの帯。

鮮やかな京友禅。
200万円~300万円くらいと表示されていました。

他にも芭蕉布や紬の作品も多くありましたが、やはり色鮮やかなものに目が行きます。


これは竹で作られた屏風。
うまく組み合わされていました。

右は行燈。


ここは財団法人が運営しているためか、かなり市販の品よりも安く購入することができますし、商売っ気がないので、私は気にいっているところです。

*****

この日の装い。

ちょっと訳があって、また、雪輪のスワトー刺繍の着物を着ました。


今回は、帯は黒っぽいものにしました。

睡眠不足なのか、ずいぶんと眠たそうな顔をしていますね。
おまけに指にバンドエイドを巻いていて、なんとも情けない姿です。





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