2015年8月7日金曜日

「美術館建築を楽しむ」 最終回 ~江戸東京博物館 その3~

「美術館建築を楽しむ」講座の最終回として、両国にある江戸東京博物館へ出かけたレポートの3回目です。

実踏も「江戸時代の暮らしを体験するコーナー」のあたりになると、建築家の先生の講義からは離れて、もう自分たちで楽しんでしまったという様子になりました。

江戸時代の庶民の暮らしに一番重要だったのは、火の始末だったのでしょうね。
木と紙でできている家ですから、燃えやすく、また再建築もしやすかったわけですね。

ということで火消しの人たちの衣装や、さまざまな道具がいろいろと展示されていました。

こちらのまといは、なんと15キロもあるそうで、これを持って火事場に駆け付けるというのは、かなりの力持ちでないと難しそうでした。


重さと言えば、いろいろな重さを体験するコーナーがありました。

たとえば千両箱の重さ。
黒い長方形の箱に、1両小判をぎっしりと詰め込むと、箱の重さと合わせて14キロあったそうです。
14キロなのでその時はそれほど重いとは思いませんが、ずっと持ち続けるのは大変でしょう。
鼠小僧のように千両箱を両手に持って屋根伝いに逃げるというのは、日ごろ鍛えている人でないと難しいかもしれませんね。

こちらは魚屋さん。
天秤棒の重さ、桶の重さ、そこに魚を入れると30キロ位になるということでした。

この方は、山登りが趣味なので重い荷物を背負うのになれていらっしゃるのかもしれませんね。サマになっていました。


それに比べて、私はへなちょこでした。
棒を肩にかけてうまくバランスをとるのは、コツがいるようです。


へろへろになってしまいました。
魚が泣いているわ。


別の一角では、庶民の長屋の中の様子も再現されていました。
「棟割長屋」の一部屋です。

こちらは大工さんというか、指物師の方のおうちのようです。人形がリアルでした。
仕事場兼寝室といった様子ですね。
江戸時代は外食産業が発達していたということですが、これだけ狭くてキッチンもついていないのが、それもうなづけますね。


寺子屋の様子も再現されていましたね。

こちらはご存じ市川團十郎。
「助六」を演じていますが、何代目の團十郎なのでしょう。


当時は、芝居小屋もあちこちにありました。
こちらは中村座を再現した建物です。


 豪華な大きな建物を見て、外国の人が記念撮影をしていました。


(この項、もう少し続きます)




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