2016年7月16日土曜日

おばたちからのいただきもの

このところ、父方の叔母や、母方の伯母の遺品をいただくことが続きました。

叔母からのいただきものは、着物や羽織、帯などたくさんあって、ことあるごとに着用していますが、今回は伯母からのいただきものを載せてみます。

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伯母は、一昨年、96歳で亡くなったと思うので、今生きていれば98歳でしょうか。

24歳のころ太平洋戦争で夫を亡くし、その後、およそ70年以上も一家の跡取り娘として、家族を守ってきた人でした。
昔の人にしてはかなり背が高く、体格も良い人でした。
それで私は子どものころから、「大きいおばちゃん」と呼んでいました。
チビの私には着物は寸法が合わないので、帯だけいただきました。


手前の帯は、平成八年と書かれてるので、、今から20年前、伯母がほぼ78歳のころに誂えた夏帯です。
金糸や銀糸の入ったとても美しい帯ですが、柔らかいので、私にはちょっと難物です。

鮮やかなポリのブルーの夏着物に合わせてみました。


ちなみに、黒のショールは父方の叔母からいただいたもの。
帯が汚れないようにちょっと羽織るには最適です。

こちらは平成十三年、今から15年前のお誂えとあります。
83歳のころに誂えたにしては、とても美しい色の上品な夏帯です。

セオアルファーの無地着物に合わせてみました。


お太鼓が少し曲がってしまいましたが、白い部分には紫、緑、茶色、黄色などの美しい糸が配色されています。


伯母がどんな着物に合わせて締めていただろうと、偲ばれます。

大切に使わせていただきます。

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