2016年10月19日水曜日

半世紀ぶりの中学同期会

先日、中学校の同期会が新宿の高層ビルで開かれました。


どういうわけか、私は行方不明者になっていたようで、卒業以来、何も連絡がありませんでした。
それが今回、高校の名簿から私の住所が分かったとかで、通知がありました。
ということで、実に半世紀ぶり以上の同期会でした。
(他の人は数年に一度くらいは顔を合わせていたようです。)

半世紀も経ってしまうと、誰が誰だか分からなくなります。
とくにこの中学では毎年クラス替えがあったので、長い人生の間のほんの1年間だけ一緒のクラスだった人のことを思い出すのは、なかなか大変でした。

当時は8クラスあったそうです。
(忘れていました。)
1クラス50人とすると学年では400人、もし55人クラスだとすると440人いたわけですから、よほどのことでないと、名前もお顔も知らないまま卒業してしまったわけです。

その中で89人が出席しました。


女性はそれほど変化はありませんでしたが、男性は別人かと思うほどの変わりようで、ちょっと声も出せないほど劇的に変わった方もいらっしゃって、ショックでした。

一番お若く見えたのは、ご高齢の先生たちでした。
背筋をピンと伸ばし、張りのあるお声でお話されていて、嬉しく思いました。
先生だか生徒だか見分けがつかないほどでした。


乾杯の後は、クラスごとに記念写真を撮ったり、立食でおしゃべりしたりして、最後は校歌の合唱となりました。
ウィーンで音楽家として活躍されている方が指揮を取り、みんなで歌いました。
校歌など卒業以来初めてでしたが、意外と覚えているものですね。

幹事のみなさん、お疲れ様でした。

私自身は、中学校の3年間は自分の人生の中であまり際立った思い出がなく、勉強にも運動にも特に力を入れずに過ごしていたので、感動的な思いもあまりない中学生生活でした。

今になって思うと、なんだかもったいない3年間でしたね。

ちなみに同期会に着物で参加したのは、私だけでした。
他の方は、「若い時はよく着たのに」とか「嫁入り衣装にたくさん持たされたのに」と話していました。
「今では帯結びをするときに手が回らない」という人が多いようです。
私くらいの年齢になるとそうなるのかもしれません。

若い頃は着物には見向きもせず、還暦過ぎて着物デビューした私の方がよく着ているなんて、面白いものです。

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この日の装い。

トウモロコシ色の結城紬と、西陣の袋帯です。


朝早く急いで着替えて、腰ひもの位置を間違えてしまい、そのまま外出してしまいました。
なんだかおはしょりがきれいにならず、一日、落ち着きませんでした。

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