2017年11月18日土曜日

「運慶」

昨日は上野の東京国立博物館平成館で「運慶」▼を見てきました。


上野公園は樹々が色とりどりに紅葉していてとてもきれいでした。
それにしても人が多くて大変。
特に修学旅行生がわんさかと来ていました。


こちらは夜にはライトアップされるという建物。
昼間見ると、それほどでもありませんでしたが、何の建物なのかしら?


これまで彫刻にはそれほど興味はなかったのですが、運慶の彫刻にはびっくりしました。
興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」というのが正式の名称でした。


その迫力、作品の数の多さ、人体の観察力、どれをとっても西洋の彫刻に劣るものではないと思いました。

運慶は生まれた年は不明ですが、平安末期でした。
1150年ころと言われているそうです。
お父さんも仏像を彫る人でした。
少年の時に初めて彫ったという大日如来座像もありましたが、とても力強いものでした。


そして肉体の写実もしっかりとしていて、像の手の甲の血管まで浮き出ていました。
目もすごくらんらんとしていて、ちょっと怖いくらいでした。

運慶の年表を見ると、奈良、鎌倉、静岡、愛知などと活躍場所も広範囲であり、興福寺、東大寺が焼き討ちにあったのち、復興に力を注いだそうです。

またその時の実力者とも繋がりがあったようで、多くの武将からも制作の依頼があったのだと思います。

亡くなったのは73歳ごろのようですが、当時としては長生きの部類だったことでしょう。

今回の展覧会で何よりもよかったのは、仏像がむき出しで置いてあったことです。
ガラス越しではなく、生のままの仏像を眺めることができました。

作品は仏像というよりも童子や四天王、不動明王など、私には区別がよく分かりませんでしたが、悪者を足の下に置いて、目をらんらんとさせている像が印象的でした。

面白いと思ったのは、十二支を表した像。
これは運慶の弟子の手によるものだそうです。
それぞれの動物が、頭の上に飾られていました。
もちろん、自分の干支の像をしっかりと眺めてきましたよ。

それと頼朝が亡くなって三回忌の時に作られたという観音像は美しかったですね。

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この日の装い。

ちょっと紅型風の染の着物です。


帯は、黒に紫や深緑の模様があるものですが、実はこれは裏側なのです。
表は水色に花模様の帯です。






2017年11月17日金曜日

「調整的音楽療法体験」2

市民カレッジ講座「調整的音楽療法体験」は、1か月に一度開催されています。


初回の前回▼では、音楽を使ったゲームなどをしましたが、あまりよく理解できないので、積極的に参加したい気持ちはありませんでした。
おまけにこの日は天気も悪くて、サボってしまおうかと思いましたが、授業料がもったいないので、頑張って出かけました。

この日にしたことは、「みんなで輪になって、ドラムでリズムを取りながら、モノの名前を次々に言うゲーム」、「ハンドベルを鳴らしながら歌を歌う」、「いろいろな楽器や道具を使って、絵本の背景音を作り出す」ということでした。

最初のゲームは、大きな太鼓をたたきながら、食べものの名前や、国の名前をリズミカルに言うというものでした。それもリズムをだんだんと早くしていくので、頭でものの名前を考えつつ、手はリズムを打つという、認知症にも良さそうなゲームでした。

二番目はこちらのカラフルなハンドベルを使いました。


ハンドベルは聞いたことはありますが、自分で音を出すのは初めて。でしt

ベルは一つ一つの音が違い、ドレミファソラシドの音が出るようになっています。
それを受講生が一個ずつハンドベルを持って、「オーシャンゼリゼ」を歌いました。
自分の音のところに来ると、ちょっとドキドキしましたね。
音を揺らしながら出す、というのは意外と難しいものでした。

三番目は、有名な絵本「はらぺこあおむし」を読みながら、背景音を作りました。
タンバリンやカスタネット、木琴、太鼓などを使いながら、物語にふさわしい音を出してみました。
ラジオドラマや、歌舞伎の効果音のような感じでしたね。


そして最後は、手話を習いながら「故郷」を歌いました。

また前回と同様、クラシック音楽を聴きながら、自分の身体の体調を観る、ということもしました。
こういうことは、ふだんはなかなかしないので、心地よい刺激となりました。

サボらずに出席して、良い経験ができました。

それにしても、今回は洋服で参加しているので、寒くて仕方がありませんでした。
「動きやすい服装で」という指定があるのですが、それほど動き回る内容ではないので、次回からは着物にしようかと考えているところです。

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会場の隣では、豆本の展覧会がありました。


制作されたのは、日本の郵便制度を作った前島密のひ孫さんだそうです。
やはり切手に対する思い入れが強いのでしょうね。


小さな切手も、こうやって豆本に制作すると、芸術作品になりますね。



2017年11月16日木曜日

「かわさきジャズ2017 オルケスタ・デ・ラ・ルス」

実は、こうみえても、ラテン系のジャズや踊りが好きなのです。
サルサやランバダなどがお気に入り。

ということで、たまたま新聞のチラシに「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のチケットが安く手に入るというのを見て、申し込んでみました。

「ジャズは橋を架ける」という川崎市で行われたジャズ・フェスティバル「かわさきジャズ2017」▼の一環でした。
有名なジャズミュージシャンが、川崎の各地で演奏をしています。


「オルケスタ・デ・ラ・ルス」は、1984年に結成された日本初のサルサ・バンドです。
その後、世界の各地で活躍しています。
日本レコード大賞特別賞も受賞しているバンドです。

川崎の会場は、駅からはかなり離れていて、20分ほど歩いた「カルッツかわさき」(川崎市スポーツ・文化総合センター)という立派な建物でした。

「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のテーマは、「日本ラテン化計画」というものでした。
日本をラテンにしてしまおう、とは壮大な計画ですね。


ボーカルのNoraさん▼は歌って踊って大活躍。
楽器の人たちもとても精力的に頑張っていましたよ。

観客は初めのうちは座って聞いていましたが、だんだん席から立つようになりました。
そして一緒にステップを踏んだり、手を振ったりしながら、音楽を楽しみました。

スターダストレビューの根本要さんという方が特別ゲストでした。
おしゃべりが長くてちょいと残念な気がしましたが。
でも還暦になっても頑張っている方でした。

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この日の装い。

前日の「八王子娘のイベント」▼で見つけたパッと際立つ着物です。
こういう青緑は大好きな色です。


これはポリエステルなので、気楽に着られます。
なんと千円という安さでした。

帯は選ぶのにちょっと悩んでしまいましたが、白地にピンクと黄緑の模様の入った帯にしました。


たまには派手な着物を着て、発散するのも気持ちがよいですね。


2017年11月15日水曜日

八王子娘 2017

今年も八王子娘のイベント▼に行ってきました。

好例の「着物バトンリレー」、アクセサリー販売、お茶やケーキ、お弁当の販売がありました。
会場は八王子織物組合会館。
入り口では、レトロな着物を着たお人形さんがお出迎えをしていました。


かなり早い時間に到着したのですが、それでも会場はすでに着物好きの人たちでいっぱいでした。


私もすぐに着物を探しましたよ。

あれこれ検討の結果、ちょっと地味な夏の着物、派手目なポリの着物、かっこいい帯、オシャレな半襟を獲得しました。
全部で2600円というお買い得でした。

こちらは、いつも会場でお会いする八王子のTさん(右)と、若い八王子娘さん(中)。
とてもお洒落な着こなしだったので、一緒に写真を撮らせていただきました。
Tさんはヒョウ(?)の毛皮のようなふわふわの帯。
半襟も素敵でした。
八王子娘さんはウールの着物に、大胆な黒いレースがついていました。
黒い靴に赤いソックス、というところが良いですね。


八王子の皆様方が、協力してイベントを盛り上げているのがよく分かりました。


実は私は昨年の獲得品を着て行ったのです。
なんと、800円の切株のようなぐるぐる模様の着物。


帯は八王子の坂本呉服店で、10%引きのときに購入した木綿の帯です。

八王子は、古い伝統と新しい感覚の混じったお洒落なところです。


2017年11月14日火曜日

府中アート散歩 2

ちょっと間が空いてしまいましたが、「府中アート散歩 1」▼の続きです。

私たちは府中市内を走る「ちゅうバス」に乗って、まずは石の彫刻家・髙木有規さんが主宰するギャラリーゆうき▼にお邪魔しました。
とてもお洒落なアトリエでした。



こちらでは、若手の作家による彫刻、絵画などの「五人展」が開催されていました。


到着した時はちょうどトークイベントの時間帯でした。
作家さんが、それぞれご自分が完成した作品の説明と、それができるまでの様子を語っていました。

こちらは石の彫刻の説明をしている髙木さんです。
石を削るためのいろいろな道具を見せています。
トンカチやらいろいろ危なそうなものもありました。
石の彫刻は、運搬費などがかなりかかるとのことでした。


お庭にあった大きな作品です。


ユニークな作品たち。


ただ作品を見ているだけでは気づかないことも分かり、面白く感じました。

作家さんたちはふだんはアニメーターをしたり、大学に務めたりして、その間に作品を制作されているとのことでした。

それぞれの個性ある展示会でした。

その次は、またちゅうバスに乗って「馬場彫刻研究所」へ行きました。


こちらは、木彫家の馬場稔郎さん▼がされているアトリエです。
馬場さんは主に動物の彫り物をされています。
壁には大きなのこぎりがありました。


こちらが馬場さんの作品です。
リアルなのに、とても可愛らしい動物たちです。
これらは、一つの木の塊から彫って作る場合と、いくつかの部分を組み合わせて作り上げる方法があるそうです。


ちょうどワークショップ▼の最中でした。
ほぼ形は出来上がっていて、彩色をしているところでした。


参加者の方たちは、オオカミやウサギを彫って、ブローチなどにしていました。
このワークショップでは、ある程度、材料が準備されているようでしたので、3時間くらいあれば、素人でもできあがるそうでした。

お庭で、ちょっときれいな色のガラス作品(?)を見つけたので、一緒に写していただきました。


そういえば、このツアーのメンバーには美術関係の方が多くいらっしゃいましたが、私の羽織姿を見て、「着物と羽織が柄同士で、その組み合わせが新鮮で面白い」という感想をいただきました。
あまり考えずに着て行きましたが、和の世界もそのような目で見ていただくと、意外な発見があるのかもしれませんね。

この後は、他のメンバーは駅の近くのカフェにいらっしゃいましたが、私はお先に失礼いたしました。

多磨霊園駅から、京王線に乗って帰りました。


今回は、これまであまりご縁のなかった陶芸や石や木の彫刻などについて、制作者と直接お目にかかってお話ができたのは、よい機会でした。

それにしてもフェットのメンバーは精力的でした。
小さなお子さんを抱えながら、楽しそうに活動されていて、良い意味での世代の相違も感じました。
また地域の地図作りも精力的にしていて、情報発信もよくされています。

できれば私の住んでいる市でも、若いアーティストたちと何かご一緒できればよいな、とも思ったアートツアーでした。


2017年11月13日月曜日

母のグループホームで

母は自宅近くのグループホームで生活しています。
ちょうどホームがオープンしたての8年前、うまい具合に空きがあり、すんなりと入居できました。
それもたまたま海外に住んでいる妹が来日していた間に決まったので、そのときは妹と二人で母の持ち物を処分したり、大急ぎで引越しをしたものでした。
今では入居者の中では長老の部類になると思いますが、毎日、穏やかに生活しています。

ここでは毎年、秋にはお楽しみ会があります。
昨日も入居者とその家族が集まり、ヘルパーさんたちと一緒にひとときを過ごしました。


入居者のみなさんが作った紅葉の木。


母の趣味は新聞を読むこと。
と言っても、読んだすみから、内容は忘れてしまっているようですが。


お昼は手作りのランチ。
栗ご飯がとても美味しかったです。


デザートはババロアでした。


母は時間をかけながら、全部食べてしまいました。


私は残してしまったほど多かったのに、すごいですね。

その後は場所を移してゲームなどをしました。
きれいに飾り付けがしてありました。


万国旗はみんなで色を塗ったようでした。


最初はみんなでラジオ体操。
左で立ってしているのは、家族です。


こちらは玉入れをしている様子。
母もしっかりと玉を投げていました。
玉を握りしめて投げない人がいたのは、保育園の玉入れと同じで微笑ましく思いました。


他にも好例のスリッパ飛ばしゲームや、歌もありました。

最後まで見ていられなかったのですが、いつも心づくしのもてなしをしていただいて、本当にありがたいことです。


2017年11月12日日曜日

高校卒業50周年のクラス会

昨日は新宿で高校のクラス会がありました。
会場は西新宿のオフィスビルの中にあるお店でした。

新宿駅でクラスメイトたちとばったり会い、みんなで歩いて行ったのですが、ウロウロしてしまい、反対方向に行ってしまう始末。
それでもスマホをたよりになんとか辿り着きました。


私が卒業したのは共学の都立高校ですが、団塊の世代なので1クラスが51名いたそうです。
そのうち、女子は14名だったと思います。昔は男子校だったので、そんな割合だったのですね。
そのクラスのうち、5名が、若い時にお亡くなりになりました。
そして3名が、海外滞在などを繰り返しているうちに、住所が不明になっているようです。

そんなクラスでしたが、昨日は担任の先生と、25名の参加者がありました。


食事もとても良く、海老団子、フカヒレ、北京ダックなどとても美味しくいただきました。飲み放題というのもよかったです。
写真を撮る暇もないくらい、お喋りに夢中でした。

今回は幹事の皆さんがいろいろと趣向をこらしてくれました。
いつものクラス会では近況報告をするのですが、今回はプロジェクターを用意して、今までのクラス会の集合写真、そして卒業アルバムに載っている写真を見せてもらいました。
そして高校時代の楽しかったこと、悔しかったことなどの思い出を、一人ずつ語ってもらいました。

私たちの高校時代と言えば、もう半世紀も昔のことですが、それでもみんなが「あの時はこうだった」とか「あの先生の授業はどうだった」とかいう話を聞くと、不思議と当時のことが思い出されてきました。

みんなおじいさん、おばあさんになりましたが、話し出すと高校生の頃に戻ってしまいます。

なんと二人の男子(?)から、「実はあなたのことが好きだった」と言われて、えーっ驚きましたよ。
そんなこと、今さら言われても困りますよね。

一次会だけでは話足りずに、その後はファミリーレストランでもおしゃべりは続きました。

この次にみんなと再会できるのは、古稀の年のようです。

それまで、みなさん、お元気でね。


2017年11月11日土曜日

府中アート散歩 1

先日、お隣の府中市で活動している「フェット」▼というグループのアート散歩会に参加させていただきました。

集合場所は、車返団地の中にあるお店でした。

このあたりは隣の市とはいえ私の住んでいる市のすぐ近くで、子供が小さい頃は、よく自転車に乗って買い物に来ていたところです。
自宅からは、多摩川沿いのサイクリングコースを行ったところなのです。

今回は着物で参加しましたので、京王線の武蔵野台駅で降りました。


駅もすっかりきれいになってしまって、驚き。

こちらは団地の入り口です。


懐かしい車返団地。
ここも高齢化が進んでいるようでした。


今回出かけてみると、以前利用していたスーパーは閉鎖されてしまっていて、びっくりしました。

集合場所は、スープカレー屋さん。
こちらは以前はお蕎麦屋さんだったところを改築されたようです。
むき出しのコンクリート壁がお洒落です。
「鳩時計」▼というお店です。


ご自慢のスープカレーは、野菜の素揚げがたっぷりと入っていました。


ごぼうが、特においしかったですね。
写真では分かりませんが、野菜の下には大きな鶏肉のチーズ焼きがありました。

主催者からこのような資料をいただきました。


このグループは、府中市美術館を中心としたアーティストや美術関係者の集団です。
市内に点在するギャラリーやアトリエなどのイベントを発信したりして、地域のアートを目指しているようです。

資料にはとても丁寧な地図が描かれていて、便利そうでした。

今回の参加者は大人が12名くらい、子供も6名くらいいたようで、かなりの集団でした。


(写真はfacebookよりお借りしました。)

ここからは、自転車組とバス組に分かれて行動しました。

私たちバス組は、こちらのバス停から「ちゅうバス」に乗りました。
府中なので、ちゅうバスなのでしょうね。


ちゅうバスは府中市内をあちこち走っていて、100円で乗れます。


この後は、ギャラリーに2か所お邪魔しました。
(この項、続きます)

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この日の装い。

秋らしい色の紬にしました。


ながもちやさんで格安で入手したものです。
サイズが小さいから安いのでしょうね。
私はこういう柄物の着物はあまり着ないので、なんだか落ち着きませんでした。

帯は叔母の遺品の裏表帯。
黄色と緑色の両方が使えるので、ほんとうに便利な帯です。