2017年5月14日日曜日

東京キモノショー その2

さて、コレド室町で開催された「東京キモノショー」の続きです。

「バーチャル試着」▼も楽しみました。
他にも色々なイベントで賑わっていました。

入り口には着物の小物屋さんや履き物屋さんなどのお店が並んでいて、気になるものもありましたが、これ以上、モノは増やしたくない年頃なので、今回はぐっと我慢をして目をつぶって通過しました。

ショーの入り口にはこちらのポスターがすぐに目につきました。
私の少女時代に一世を風靡した中原淳一のポスターです。
懐かしい!
「それいゆ」を思い出しました。


広い会場に入り、パッと目に入ったのは、200体のマネキンの着物姿でした。
気に入った着物コーディネイトを投票するということですが、私が一番気に入ったのは、こちらの坂本呉服店の水色の色無地でした。
光沢があって華やかですが、いつでも着られそう。


世界の国をイメージした「イマジン・ワールド」は豪華でした。
こちらはアメリカ合衆国をイメージした振袖です。50州がひとつずつ描かれていました。
宇宙飛行士まで飛んでいましたよ。


こちらはミャンマーをイメージした振袖だそうです。
カラフルでしたね。


出し物は日本舞踊と小唄の時間帯でしたが、興味深そうに見入るお客様が多かったですね。


その後で、「ひかりの茶会」というお茶会に参加してみました。
これは裏千家の若い茶道家ご夫妻が、ドーム型の光の茶室で行いました。
ドームの入り口に立つY子さん。


ドームの中はこんなふうになっていました。
和紙とひごのようなもので作られていました。
組み立てるのは、かなり大変だったでしょうね。
またどこかで利用できるのかしら。


照明が落ちると、ドームはこんなふうになりました。
会場も真っ暗になり、知らない人は驚いたと思いますが。


このドームの中で、みんなで輪になるように椅子に座ってのお茶会でした。

お菓子は繭をイメージしたものだそうです。
かなりずしりと大きくて、お腹がいっぱいになってしまいました。
そういうときは持ち帰るという手もあるのでしょうが、どうも意地汚く、全部頂いてしまいました。


茶道具も世界各地から集められた、美しい色で、珍しい形のものばかりでした。
いろいろと趣向が凝らされていたようです。


外国人の女性が受付をされていましたが、もちろん着物姿で、美しい日本語を話されていました。日本のことがお好きな方なのだろうなと思いました。

茶道だけでなく、華道もありましたよ。
池坊が監修している映画「花戦」にちなんだ衣装や花が展示されていました。
この映画は来月上映されるそうですが、配役がとても面白そうでした。野村萬斎さんが主演です。
これは見てみたいと思いました。


私は、直接は目にしませんでしたが、他にも以下のようなショーがあったようです。

能楽師による笛の演奏
花柳流の日本舞踊
着付けのトークショー
子どもの日には、子供着物のファッションショー
黒留ナイト
エトセトラ・・・・。
また誰でも参加できる「水引とお香のワークショップ」もありました。

これだけ一度に和のイベントが集まったのは、珍しいかもしれませんね。

さすがにタイトル通り、「ひらめきと きらめきの 和のセッション」ですね。

会場には「昭和な家」▼のコーナーがあり、たまたまその場で一つ年上のカメラマンと知り合いました。


色々な人の笑顔を写しているそうです。
私も撮影されて、あれこれポーズを指示されましたが、なかなか難しいものですね。

「昭和な家」の茶の間でくつろぐY子さん。
優しいおかあさん、といった感じですね。


置いてあった和裁の雑誌は、なんと私が生まれた年と同じ年に発行されたものでした。
黒電話も懐かしい!


お土産もいろいろいただきました。
ぬり絵や絵葉書には、同じイラストが使われていて、乙女心をくすぐるようなものでした。


東京キモノショーはざっとこんな感じでした。
ただしあまりに詰め込み過ぎたというか、スケジュール表を見ても、見たいものがすぐには見つからないという感じもありました。


このイベントに関わった皆様、さぞお疲れだったことでしょう。
多くの方の協力があってこそ、開催されたショーでした。
さすが三井の力、着物の力ですね。

私はこの日は午前中は染織の展覧会にいたので、2軒はしごをして、少し消化不良を起こしてしまったようでした。




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