2017年5月18日木曜日

市民カレッジ 「芸術を創る脳」2

2回目の「芸術を創る脳」は、将棋がテーマでした。
サブタイトルは「なぜ将棋は奥深いのか」です。
初回の様子はこちら▼


将棋が芸術にあたるかどうかは、私には判断できません。
ただし、芸術的な側面も、あるのかもしれません。

講師の先生によると、
≪芸術とは美の追求である≫
ということだそうで、
そしてその≪美≫とは
1.単純であること
2.対称性がありバランスがよいこと
3.意外性があること
を満たしていることだそうです。

そして将棋はその3つの条件をすべて満たしているあるからして、美である。
したがって将棋を芸術と呼ばなくてなんであろう、とお考えになるのでした。

ふーんそんなものかなと思ってしまいそうです。
この論法はちょっと無理がないかな、と思いましたが、いかがですか?

また前回の講義でも分かるように、先生はクラシック音楽にも造詣が深い方のですが、将棋と音楽には共通点があるとのことでした。
それは将棋は二人で交互にさしていき、最後には「詰み」というフィナーレを迎えることが共通であるとのお話でした。

でもそれは将棋でなくても、たとえばテニスとかレスリングとかでも同じではないですかね?

というつっこみはさておき、先生は脳の話をするよりも、「9マス将棋」いう将棋本から例題をあげて、みんなに「この問題を解いて下さい」と言うのですよ。

えー、私は将棋にはいろんな駒があって、それぞれの動き方がある、という程度は知ってはいますが、どうやって勝負をするのかなんてことは全然知らないので、その段階ですでにお手上げでした。
分かっている人は頑張って解いたかもしれませんが、ここは将棋教室ではないのに・・・。

お目当てだった羽生善治さんの話も、なんだかスルーされてしまったようで、私にはなんだかわけのわからない2時間になってしまいました。

現代ではAI将棋や、中学生棋士藤井君の登場、映画などでも将棋は割とブームになっていると思うので、その辺りの解説も少しはありましたが、どうも消化不良になりました。

とにかく先生はご自身の興味がある事柄については、ものすごく早口でお話になるので、ほとんど内容は理解できませんでした。
言語脳科学というジャンルがご専門のようですが、なんとも難解な科学分野である、という印象を受けました。
単に私の頭が悪いだけなのかもしれませんが。

そうそう、徳川家康は将棋が好きで、1602年には大橋宗桂という人が、詰将棋集「象戯造物」を献呈したという話は面白かったですね。

実は私の亡くなった父は、囲碁や将棋はかなり気を入れていた人で、いつも一人でその世界に没入していました。
囲碁や将棋などの勝負事は女子供には分からないだろうと思っていたようで、父から教えてもらう機会はありませんでした。
今にして思えば、子どもの頃にでも少しは教えてもらっておけば良かった、と後悔している私です。

*****

この日の装い。

雨がザーザーぶりで、またその後に歩いて行くところもあったので、着物はさっさと諦めてパンツルックにしました。
無理して着物を着て、濡らすこともないと思っています。
それに着物コートはだいたいもっさりとしてダサいのが多いですから、あまり好きではないのです。


洋服の写真を載せても意味はないのですが、覚え書きとして載せておきます。
10年以上前から着ているワンピース風のチュニックです。
娘が見たらきっと「ダサい」と言いそうなスタイルですね。


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