2017年7月22日土曜日

七月名作喜劇

今月の新橋演舞場は「七月名作喜劇」でした。
招待券を2枚いただいたので、着物友だちのUさんをお誘いして、観劇してきました。


初めは波野久里子さんの「お江戸みやげ」という人情喜劇。
彼女は本当に上手な人ですね。
今回は田舎の行商のおばさん役でしたが、見事でした。
一目ぼれしてしまった役者さんに、行商で得たお金をすべて渡してしまうのですが、それでも彼女は手を握られただけで大満足。
今どき、こんな純情なおばさんはいないでしょうが。


2番目は「紺屋と高尾」。
浅野ゆう子が高尾太夫さんに扮しての、これも人情喜劇というのでしょうか。
彼女は昔からスタイルが良いので有名ですが、舞台で見ると顔がとても小さくて10頭身くらいに見えましたね。
ただ、声があまり可愛らしくなくて、ドスが効いていた声でした。
最初のお芝居では二枚目役を演じた喜多村緑郎さんが、こちらではアホな三枚目を演じていました。これは昔は藤山寛美の当たり役だったそうです。

劇場内はクーラーが良く効いていて寒いくらいでしたが、舞台では役者さんは袷の着物を着たり、ももしきを履いて演技したりして、汗だくだったでしょうね。
花魁も20キロくらいある衣装やかつらをかぶっての演技、たいへんですね。

どちらもお金が絡むお話でしたが、お金を笑い飛ばすようなお話でした。
たまにはこいういうリラックスできる劇もよいかもしれませんね。

会場のおばさん率はとても高くて、おじさんはポツンポツンとしかいなかったようです。


2階の休憩所で、Uさんに写真を写していただきました。


しっかりとおばさんしていますね。

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この日の装い。

先日の着物交換会でいただいた絽の着物です。
写真で見るよりも、青がきれいな色です。


どなたかのおばあさまが着ていらっしゃったそうですが、あまりに小さくて提供されました。
水玉がとても可愛らしくて、レトロな着物です。
着丈が140センチくらいしかなくて、さすがの私もおはしょりがぎりぎりでした。
でもとても肌触りの良い着物でした。

帯は市内のリサイクル品屋さんで見つけたもの。
桔梗が描かれています。


その日は大雨だったので、お店の女将さんが「雨の日サービスにするよ」と言っておまけをしてくれた絽の帯です。

お太鼓が少し小さくなってしまいました。



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