2018年3月2日金曜日

「空海  KU-KAI 美しき王妃の謎」

昨日は地元の映画館で「空海」を見てきました。


空海と言えば、そう弘法大師ですね。
真言宗の開祖として有名な方です。
その人の名前がタイトルにある映画なので、仏教のことや歴史のことが良く分かる映画だろうと思って映画館に入りましたが、これが大間違い!

タイトルをよく見ると「KUーKAI  美しき王妃の謎」とありますね。
そう、あの空海さんが、なぞ解きをするのです。
つまり空海はシャーロックホームズのような役割の映画だったのです。
そしてワトソン君にあたるのが、唐の詩人・白楽天さんという異色のコンビです。
唐代の玄宗皇帝と楊貴妃のエピソードを「長恨歌」という詩にして、平安時代以降の日本文学にも多大な影響を与えた人です。

では主人公は誰かというと、空海ではなく、謎の王妃である楊貴妃でもなく、彼女が飼っていた黒猫です。
「黒猫名探偵」とでもいう映画でしょうか。

どうしてこの映画を見る気になったかというと、この映画は長期にわたる構想の結果に生まれたもので、セットに使う木を植えるところから始まった、という話を聞いたからです。
それでどんなにすごい映画かと期待していました。

もちろんセットは素晴らしかったです。
唐の時代の中国の建物や風景は、スケールが大きくて本当に見事でした。

それと楊貴妃を演じた台湾の女優さんは、とても美しくて、ほれぼれとしました。

ただし映画の内容は、なんというかマンガチックというか、ファンタジーというか、ゲーム感覚というか、大人の視線に耐えられるものだったかどうかは、ちょいと不明です。

この映画に空海の他に、玄宗皇帝、楊貴妃、白楽天、遣唐使の安倍仲麻呂なども登場していたので、中国史をもう一度振り返ってみたいと思いました。
そうそう安倍仲麻呂を演じたのは阿部寛さんで、同じアベというのがおかしかったな。
その愛人役が松坂慶子さんでした。

非常にお金をかけた映画であることは分かりました。
ただし、上映時間132分は長すぎたのではないかしら?

終了後に、お隣に座っていた老人夫妻が「よく分からなかったね」とつぶやいていましたが、通常の大人には理解しがたい映画だと思いますよ。
こういう映画は、好き嫌いがあると思います。

宗教や歴史の映画ではないことは、確かです。

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この日の装い。
気温が21度くらいだというので、着物に羽織でちょうど良かったです。


小さな花が描かれた紬の着物です。

帯は梅のようなポピーのような模様が織られていて、とても軽い名古屋帯です。


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